ザ・ビートル生産終了

先日、メキシコ工場でのザ・ビートルの生産が終了したというニュースがありました。

1978年にドイツでの空冷ビートルの生産が終了し、その後はブラジルやメキシコで生産されてきたのも2003年には終了、1998年からはゴルフベースのニュービートルでビートルの名が復活、2011年にはザ・ビートルへとバトンタッチし、そのザ・ビートルも2019年で終了となってしまったわけです。

空冷VWフリークにとっては水冷・FFとなったニュービートルやザ・ビートルは一口に「ビートル」という枠で括るのに違和感を感じるかもしれませんが、ニューもザも空冷Type-1のアイコンとしてのキャラクターを引き継いできたわけですから、そのDNAが途絶えてしまうというのはやはり寂しい気もします。

ザ・ビートルの後継車については特にアナウンスもなく、このまま完全終了なのか、いずれまた復活の可能性があるのか、現時点ではまったくわかりません。現在のVW社はEVシフトを積極的に進めていて、これから登場するEVシリーズの中にはType-2モチーフのI.D.BUZZも予定されているので、もしかしたらいつかEVとして、EVならモーターをリアに積んでRRレイアウトで復活する可能性もある・・・かもしれませんね。

空冷Type-1と同じく、ニュービートルもザ・ビートルも今後は減っていくだけですので、現在お乗りのオーナーさんは大切にしてあげてください。