本日、クロスカブ110が納車になりました。
お店からちょっと遠回りして家に帰るまでのホンの20kmほどしかまだ走ってませんが、私なりの第一印象を。
まず、意外と大柄。実際に並べて比べたわけじゃありませんけど、旧カブに比べて全体的にボリュームがあるように感じました。ポジションは175cmの私だとやっぱりシートはやや後ろ気味に座ることにはなるんですけど、レッグシールドがないこともあって旧カブに比べると結構ゆったりで普通のバイクっぽい。足つきは旧カブよりやや悪いですけどさほど気になるレベルではないですね。もっと小柄な方だとポジションはいいけど足つきがイマイチってことになるかも。スタンディングも旧カブよりは自然にできます。
エンジンは極めて普通ですね。ただ、セル始動が新鮮ですよ。試しにキックでもかけてみましたが、スルンと下すだけで何事もなかったかのようにかかります。この辺りは旧カブと大きく違う進化した部分ですね。慣らし中で上までは回してませんけど、60km/h程度ではかなり平和で巡行もラクです。旧カブだと60km/hでも案外頑張ってる感が強いですからねぇ。ただ、旧カブと比べてパワフルかって言えばそうでもないです。それでも4速30km/hからでも意外と粘るので登りと交差点以外では4速ホールドでイけちゃうかも。
あと、シフトフィールはまったく別物。事前にインプレで全然違うというのは聞いてましたけど、旧カブのあの「ガッチャン」という感じは皆無。スコンスコンと滑らかにシフトできます。
あとは当たり前ですけどフロントサスは旧カブのボトムリンクに比べたら極めて普通。これなら多少の不整地でもガンガン入っていけそうです。
気になったのはフロントブレーキの甘さですかねぇ。まだ新車で当りが出てないだけかもしれませんけど、レバーを握った量に比べて効きが弱すぎです。フロントが効かないってのは他でも耳にするので慣らしが終わってもこんな感じならシュー交換も考えなきゃいけませんかね。
と、短い距離でまだまだ充分に把握してはいませんけど、総じてクロスカブ110は「普通のバイク」という印象です。エキサイティングではもちろんないし、パワフルでもないんだけど「コレはコレでいーじゃん」って気にさせてくれます。きっと当初の目的であるスポーツスターでできない林道散策なんかのシーンでこそ真価を発揮してくれるんじゃないかと期待してます。
さて、まずはこの猛暑の中、早く慣らしを終わらせねば・・・。