災害に備えて

メガクルーザー

ここのところずっと豪雨災害続きです。水没したり流されたりしてるクルマを見てると、あの中に希少なクルマ・古いクルマが混ざってたりしないかなぁと心配になります。もちろん、そうじゃないクルマはどうでもいいということではなくて、生活の足だったり、仕事のツールだったり、趣味の対象だったり、どんなクルマだって日常生活には欠かせないもので、それが失われるのは衣食住と同じくらい困ってしまいます。特に地方では生活にクルマは欠かせませんもんね。

で、災害に備えるならどんなクルマをチョイスすれば最強なのか、というのを考えてみて、パッと思い浮かんだのが記事冒頭に写真を載せたメガクルーザー。メガクルーザーはトヨタが陸上自衛隊向け高機動車をベースに民生用として販売したクルマで、ベースがベースだけにオフロード性能は無敵レベルで、その代わり街乗りにはまったく向かない巨体と約1000万という高価格で最終的な生産台数は僅か132台という希少車となり、現在は既に生産されていないし中古もほぼ出回らないということで、手に入れるのはあまり現実的ではありません。メガクルーザーはちょっと極端な例としても、一般的に思い浮かぶのはやはり車高の高い4WD、普通に手に入るものならジムニーやランクルあたりになりますよね。

ただ、災害時に困るのは4WDじゃないと通れない道ばかりではなく、そもそもの電気やガスなどの生活インフラ寸断の方が深刻かもしれません。だとすると、4WDがどうのってことよりも、いざという時に電源車として使えるEVが近所で数台ある方がよっぽど便利だったりするのかもしれません。SUVであるアウトランダーPHEVやRAV4 PHVなら不整地も走れて電源も使えて最強かも?

RAV4 PHV

しかしよく考えれば車高の高い4WDでも電源使えるEVでも、水没してしまえばまったく使えないわけで、報道で目にする屋根まで浸かるあの水位をクリアできるクルマってほぼありませんから、一番最強なのは水陸両用車なのかなぁと。

シュビムワーゲン

水陸両用車ですぐ思い付くのはシュビムワーゲン・・・って言うかそれ以外思い付かないけど、探すと市販されている水陸両用車もないことはないみたいです。でも、ここまで来ると非現実的ですよねぇ。こんなの普段のアシとして使えないし(笑)

結局のところ、クルマで災害に打ち勝とうなんて考え自体が空虚な気がしてきました。氾濫しそうな河川、土砂崩れ起きそうな山間部、津波が来そうな沿岸部、そういう災害リスクの高いところには住まず、災害が起きそうな時は早めに避難、これが一番確実なのかも。あるいは災害の後片付けに活躍する軽トラにするとかね(笑)

あ、オフロードバイクはかなり活用できるのでオススメらしいです。