ベースとしてやってきたカブ。冬の間にのんびりプラン練りながら進めようかな~と事務所の中に持ち込んだまではよかったものの、まずはバーハンドル化を進めるためにハンドル廻りをバラしていったら例のアイツで壁にブチ当たりました。
はい、またしてもステムナットです。
1号でもここで難航して、ボルト外してハンドル回して緩める技、貫通ドライバーでブッ叩く技、もちろんCRCもしこたま吹きかけても外れず、結局ロックナットレンチを買ったのは以前の記事でも載せた通りです。
今回はロックナットレンチ持ってるし楽勝~♪と余裕で考えていたのが、ウンともスンとも回らない。
もちろんCRCかけていつもの技をやってみても緩む気配すらなく、
↑こんなのも買ってはみたけどまったく歯が立たず、フォロワーさんでも同様に外れず最終的にナットを破壊したという方がいたので、私も思い切ってナットを破壊することにしました。
ステムシャフトはできるだけ痛めたくはないのでナットの幅のセンターを狙って・・・と頭では思っててもそんな正確にはいきません。それっぽい位置にポンチ打って細い歯から少しずつ太くしながらドリルでナットに穴を開けていきます。最終的に5mmくらいまで行ったでしょうか。外側が切れかかってきたので貫通ドライバーでトドメを刺して、CRC拭いて再度ロックナットレンチで回してみると・・・・「パキン!」と甲高い金属音がしたと思ったらついに緩みました。
破壊されたステムナット。当然再利用は不可です。
痛めるのはナットだけにしたかったところですけど、まぁこうなりますわな。
ナットスプリッターとかナットブレーカーとか呼ばれるナットを力技でブチ切る工具もあったりして、それならナットだけを破壊することができると思うんですが、このサイズだと結構なお値段するので1回だけのために買うのはためらわれるんですよね。
今回のやり方は正解とは言えないでしょうけど、聞けばビクともしないくらい固着してるケースは少なくないらしいので(沿岸部で使われていたカブとか)、何らかのヒントにでもなったら幸いです。
ここを乗り越えたら一歩前進です。
またチマチマと進めていきますかね~。