ちょっと気になったこちらのニュース。
⇒ 車からワイパーが消える? マクラーレンが超音波ワイパー開発中 : ギズモード・ジャパン
考えてみればハイブリッドや電気自動車は言うに及ばず、環境技術や安全技術、過剰とも思える快適装備など、まるで走る家電製品かのようにありとあらゆるものが高い技術で制御されている今のクルマでも、ワイパーってのは「ゴムべらで拭く」という非常に原始的な仕組みのままその姿を残している存在。
ゴムの材質が進化したり、リンク式アームや左右で異なるブレード長などで拭き取り面積が拡大したり、進歩はしているものの、仕組み自体は56年落ちのウチのOVALでも変わらないんですから、よく考えるとすごいな~と思います。
そんな古典的なワイパーの歴史に終止符を打つかもしれないこの技術。2・3年でコンシューマーレベルにまで価格を下げられそうとも書かれているので、そう遠くないうちに新型車からワイパーアームが消えることになるかもしれません。大幅ではないにしてもデザインに変化も出てくるかもしれませんね。
ここで気になるのは新型車ではなく既存車への後付けキットのようなものが出るのかどうか。
モール類やドアのアウターハンドルなどをシェイヴするのはカーカスタムでよく行われる手法。でも、ワイパーまでシェイヴするのはストリートカーなら躊躇するところですよね。私も一時期OVALの助手席側ワイパーを外して1本で走ってたことがあったんですけど、ただでさえ拭き取り性能に難のあるOVALでワイパー1本だけってのは正直頼りなさの極みで(それを強がるのがカスタムでもあるんだけど)、雪が降った日にゃあ助手席座った人から文句が出てきますからね。完全にワイパーをシェイブするのはナンバーオフのショーカーやレースカーに限られる話でした。
でも、この超音波ワイパーなら今までできなかったことができる!
現代車よりフロントの窓下周辺がシンプルなVWでワイパーピボットごとシェイブできれば、よりシンプルでつる~んとしたスタイルが完成。元々拭き取り性能が絶望的なOVALにおいては飛躍的に拭き取り性能をアップできて一石二鳥、もし結露も防げるならヒーターレスのOVALでも曇り知らずで一石三鳥!
2・3年で実用化されるなら真っ先にワイパー外してピボットの穴もスムージングしたいのでボディレストアはそれまで保留ですかね~。