ニュージーランドのDuke Engines Limitedという会社が開発した面白い構造のエンジン。
写真を見てもよくわからんし、文字で説明するより動画を見た方が早いです。
円筒状のシリンダーブロックに5つのピストン、ヘッドは固定でシリンダーとピストンが同時に回転、ヘッドには3つの給排気ポートと3本のプラグ、1つのピストンは1回転の間に3往復(6ストローク)して3回燃焼、5気筒なので合計30ストロークで15回燃焼。
なんか、整理してみてもよくわからん複雑な構造ですね。
基本的な構造としては4サイクルのレシプロエンジン、
給排気のバルブシステムを持たないところは2ストロークっぽい、
ピストン自体が回転して給排気ポートを共用するところはロータリーエンジンっぽい。
いろんなシステムのいいとこ取りなのか、単に複雑にしてるだけなのか(笑)
でも発想としてはかなり面白いですね。
この構造のメリットとしては、同じ排気量なら通常のレシプロより小型・軽量・低振動だそうで、更にクランクとなる部分を可動させることで圧縮比の可変もできるんだそうです。
ただ、シリンダーごと回転するってことはすんごい重たいフライホイール付けてるようなもので、エンジンレスポンスはあまり良くないかもしれないですね。この部分の軽量化は相当難しいでしょうから、クルマやバイクより飛行機とか機関車とか船舶とか、回転の変動が大きくないのに向いてるかも。
果たして実用化される日は来るのか・・・・・?