手の届くクルマを

シビック タイプR

「ホンダ・シビックが5年ぶりに国内発売へ」とのニュース。

ねー、シビックって気付けばいつの間にか国内ラインナップから消えてたんですよねー。

かつてはホンダの看板車種だったのに。

今回国内投入されるのはType-Rのみなのかな?

Type-RはニュルでFF最速タイムをマークしたってニュースも前に見ましたね。

 

私がクルマの免許を取れる頃のシビックと言えば通称ワンダーシビックの3代目(タミヤのプラモデル作ったなぁ)。その後EF・EGと続く中でSi・SiRなどのホットバージョンは私ら世代の走りが好きな人には人気がありました。

あの頃っていわゆるテンロククラスに生粋のスポーツカーではないけど大衆車ベースの手頃でスポーティなクルマが結構ありましたよね。レビン・トレノと並んでシビックやCR-Xはその中心車種だったように思います。

しかし現在メーカーが展開するのはエコカー&ミニバンばかり。スポーツカー・スポーティカーはあるけれど、手頃とは呼べない価格帯のものがほとんど。

若者のクルマ離れってのはもう聞き飽きてますが、その要因として若い世代のクルマへの関心が薄くなってきたってのも確かにあるとは思うけど、そもそも若い世代が買えるような価格帯に欲しいと思えるクルマがないってのも大きいんじゃないかなーって思います。

今回リリースになるシビックType-Rも車両価格が600万弱で、これでは若い世代はもちろんのこと、かつて若い世代だったお父さんでも買うにはちょっと躊躇しちゃうお値段じゃないでしょうか。

トヨタ86・スバルBRZ、ホンダS660、マツダロードスター、メーカー側もがんばって魅力的なスポーツカーを生み出してるのもわかる。でも、アベノミクスの経済効果なんてまるで関係ない人たちにとってはまだまだ高い。

私は前からずっと思ってるんですけど、1000~1500ccクラスで乗り出し200万切るくらいのリーズナブルなスポーティカーなら世間の反応もだいぶ違うんじゃないでしょうか。それだけ安ければ新車が買えなくても2~3年落ちの中古ならもっと手が届きやすいだろうし、中古を安く買ってイジるって昔の走り屋のようなニーズも生まれるし。

 

シビックも最初はただの大衆車だったのがいつの間にかどんどん肥大化して価格も上がって当初のコンセプトからかなりズレちゃいました。

ここらで一度原点回帰してみてはどうですか?ホンダさ~ん。