SEMA2017でMOPERがHellcrateというV8・6.2リッター・スーパーチャージドHEMIエンジンをリリースすると発表。
Hellcrate(ヘルクレート)とはヘルキャット+クレートエンジンからの造語で、チャレンジー/チャージャーSRTヘルキャットに搭載されているエンジン単体と搭載に必要なパーツをセットにしたものだそうで、最大出力は実に707HPを誇るもの。1976年以前MTモデル用でHellcrateエンジン単体で19530ドルとのこと。
これを使えばビンテージMOPERに載る古いV8を捨て、最新のHEMIエンジンをイージーインストールできるわけです。
アメリカはこういうのよくやってくれますよねぇ。古いクルマでもバイクでも社外パーツだけで1台作り上げられるくらいパーツが充実してるし、メーカー自体もボディシェルをリプロダクトしたり、ビンテージカーへのリスペクト度合がハンパありません。日本でも最近はロードスターやGT-Rでパーツ再販やレストアサービスを始めてたりしますけど、充実度という面ではアメリカの足元にも及ばない。こういうのは文化の違いなんでしょうかね。
我らがVWはパーツの面ではかなり恵まれている方でしょうけど、VW社自体が空冷VWに対して積極的にサポートしようって動きはあんまり感じられない。21世紀の技術で進化した空冷FLAT4エンジンなんか作ってくれたらおもしろいと思うんですけどねー。