添え物としてのカブ

クロスカブ

ここ何年か、古っぽい建物や風景に惹かれる傾向があり、いいところ見つけるとバイクと一緒に写真撮ったりしてるんですが、その場合クロスカブだとちょっと微妙かな~と思うこともしばしば。

クロスカブは本格オフ車ではないけどイメージとしてはオフっぽい方向なので、山や川や土などの自然な環境の方が雰囲気としてはマッチするように思うし、車体が古くないので古い建物と雰囲気が合わないのは仕方のないこと。空冷VWにLEDライトはCalならいいけどVintageには合わない、そんな感じ?

クロスカブ

冒頭の写真よりも↑こういう写真の方がクロスっぽいですよね?

 

元々、レトロな風景にハマったきっかけがカブに乗り始めたことで、今はカスタムしてノーマルの面影はまったくなくなったあのカブのカスタム前の枯れた雰囲気は同じように枯れた建物や風景ととてもマッチしてました。

スーパーカブ

例えばこの写真なんか、もちろん私はカブを主役として撮ってるんですが、バイクに興味ない人が見たらカブの存在なんてまったく意識せずに普通の八百屋の店先にしか見えないかもしれません。それくらいスーパーカブ(メイトやバーディも含めてかな?)って昔からの日本の風景に違和感なく馴染む当り前のような存在なんですよね。

 

クロスカブはクロスカブでとっても使い勝手がいいので手放す気はないし、カブをカスタムするのも好きなんですけど、写真撮影の小物として枯れたノーマルのカブが欲しいなぁって最近は思います。これが現行のJA44カブでもまた違うんですよね。やっぱり鉄の錆びたヤレ具合って鉄ボディじゃなくなったカブでは出せない雰囲気だし、鉄ボディでもピカピカに仕上がってるのだとまたちょっと違う。

適度に枯れた、でもボロじゃない、そんなカブを添え物としてレトロな写真を撮ってみたいと思う今日この頃なのでした。