ハンディキャップレース

昨日E.T.Drag Raceについて書きましたが、走ってる人やドラッグレース好きな人意外はそもそもハンディキャップレースの仕組みってイマイチよくわからないんじゃないでしょーか。

例えば1/4マイルを15秒で走るA車と20秒で走るB車でのレースでは、両車がステージングするとまずはB車のツリーが先にカウントダウンを開始してスタート、それから申告タイムの差分5秒が経過してからA車のツリーもカウントダウンしスタートとなります。
両車が共に申告タイム通りに走行すれば理屈的には同時にゴールするハズですが、そこは人間が運転するんですから必ず申告タイム通りに走れるとは限りません。

この例の場合の勝敗は、

○走行タイムがA車が15.002でB車が20.001だった場合、より申告タイムに近いB車の勝利。
○A車が15.002でB車が19.999だった場合、申告タイムより速く走ったB車はブレイクアウトとなり失格、A車の勝利。
○A車が14.700でB車が19.800で両車ブレイクアウトの場合、申告タイムに近いB車の勝利。
○ツリーのグリーンライトが点灯する前に車が動いた場合フライング(レッドライト)となり、その車は失格。

といった具合に、細かくルールが決められています。

要はクルマ自体の速さではなく、いかに申告タイムに近い正確な走行をするかが勝敗を決めるんですね。
これによってスペックの異なるクルマ同士でもイコールコンディションでレースが行えるのが、ハンディキャップレースというワケです。

で、実際に走ってみるとこれがまぁなかなか難しいんですわ。

私の場合はいつも16~17秒台で走ってるんですが、毎回同じように走ってるつもりでも0.5秒くらいはヘーキでムラがあります。
これだけムラがあると申告するタイムも難しくて、調子に乗ってブレイクアウトしたり、絶不調で全然遅かったり・・・・。
申告でスタートがバラバラというのも意外と惑わされたりするしね~。
完全に速さ勝負のプロクラスより、ある意味深くて難しいかもしれません。

でも、普段乗ってるクルマでそれがそれほど速くなかったとしても勝てるチャンスのあるのがハンディキャップレース。
エントリーするのもオススメですが、観戦だけでもレースのルールを知ってるとより楽しめると思いますよ!