MSD 6AL-2にして以降はトラブルが起きていないものの、過去に6ALで3回もユニット突然死を経験していたこともあり、信頼性を高めるために思い切ってMSDをやめることにしました。
代わりの点火系システムは何にしようか思案した結果、空冷VWではまだマイナーだけど使った方には評判のいい123 Ignitionをチョイス。
123 IgnitionはMSDと違って点火を強くするのではなく、点火バランスの調整により安定を目指したもので、合わせてポイントレスにもなるため基本的にメンテナンスフリー。ハイパフォーマンスパーツと言うよりはオールドカーの機能改善パーツと呼ぶ方が正しいでしょうか(VW以外にも多くの車種に対応してます)。
取り付けについては、MSDはデスビ・6AL-2・コイル・プラグコード全てを撤去。そしてデスビは123、プラグコードはTAYLORの8mm、コイルはBOSCHの純正リプレイスにごっそり変更です。MSDからの変更だと丸ごと一式変更になっちゃいますが、純正や009からのアップグレードなら基本的にデスビ本体の交換だけでOKです。
デスビキャップは標準だとVW純正のような赤茶色のキャップが付属するんですが、私としてはあの色はチューニングエンジンに似合わないと思うのでキャップは黒に変更し、赤茶はスペアで車載することに。プラグコードもMSDの赤から黒に変わったのでエンジンルームは全体的に落ち着いたシックな雰囲気に。コイルはこれまで通り室内側に設置しました。
で、実際に走ってみた感想は・・・・なんとなく前より回転がスムーズになったようなそうでもないような・・・・微妙すぎてよくわかりません(笑)しかしMSDに比べてパワーダウンしたとか始動性が悪くなったということもないので、よほどのハイチューンエンジンでもない限り全然問題ないと思います。むしろトラブルの多い純正や009に後付けする某ポイントレスKITより信頼性は高く、負圧進角タイプもあるので、普段乗りのノーマルエンジンでも安定した点火とメンテナンスフリーを手に入れる選択肢としては充分アリだと思います。