エコカー補助が終わったと思ったら今度は「環境自動車税」なるものの導入が取り沙汰されてきました。
ほらほら、やっぱり来たよ増税。
名目上は地方税である自動車税と国税である自動車重量税の一本化、そして何よりCo2排出量の少ない環境性能の優れたクルマの普及促進ということなんでしょうけど、どう頑張ったってCo2排出量は最新のクルマの方が少ないんだから古いクルマは自動的に増税でしょう。要は古いクルマは捨ててエコカー買ってトヨタやホンダを潤せと、そういうことですか。相変わらず政治家や官僚は発想が安易ですなぁ。
ところが今回は新しいクルマに乗ってる人にも気になる件が。なーんと軽自動車も増税の対象だそうな。軽と1000ccクラスの小型車ではCo2排出量の平均値が軽の方が多く、環境面で軽と普通車を税金面で格差をつける意味がないというのがその理由だそうで、まぁそれは確かに一理ある。小さい排気量で無理やりパワー出して小さいくせにたいして軽くもないフル装備の車体を動かすのだから燃費もCo2排出量もいいわけがない。イメージ的には軽は燃費がいいって印象が植付けられてる感はあるんですけどね。ウチのヨメさんも「小さいし燃費もいいから次は軽にしようかなぁ」なんて言ってましたがとんだ思い違いです。そして仮に軽が普通車と同等の税額になった場合には、現状の約4倍以上もの増税になるそうです。
ただですねぇ、これって相当反発出るんじゃないですか?
この前までやってたエコカー補助金、普通車は25万で軽自動車はその半額の12万5000円でした。購入車両を選ぶ際に「補助の金額は少ないけど税金安いから軽にしよう」と軽を選択した人もいますよね、きっと。エコカー補助金の対象となっていたということは環境性能が認められていたということ。それが今度は軽自動車が増税になっちゃったらエコカーなのに補助金額が少なかった上に増税って本末転倒なコトになっちゃいます。
現状の自動車税は1000cc以下の普通車が29500円、乗用(5ナンバー)の軽自動車は7200円で、その差額は22300円。エコカー補助金の差額が12万5000円ですから、仮に税額が1000cc以下と同額になったとすれば6年後には自動車税差額が13万3800円になり、エコカー補助金の差額を上回ることになります。
これ・・・・どう考えても国策詐欺でしょう。
増税するならエコカー補助金やる前にそれも言っとかないと。
もし軽の増税するなら少なくともエコカー補助金の対象になっていたクルマは最低6年現状のままにしないと大ブーイング間違いナシですね。