こちらは昨年12月のHRSでBest Motorcycle Domesticアワードをゲットした名古屋のカスタムバイクショップ「FLAKES」さん制作のKawasaki 250TRチョッパー。
行ってないので当然あとから知ったわけですが、これがアワードを獲ったと知って私は意外に思いました。
いや、このバイクがアワードに値しないという意味ではなく、なんとなく250ccシングルのチョッパーって他のSRとかXSとかDRAGSTARなんかの排気量大き目のベースに比べて軽く見られてるような、やはりチョッパーベースのキングはHDなワケで、国産ベースであってもそれなりの排気量を持つベースの方がステイタス性では上のような、そんな印象があったんですね。
だから他の大排気量ベースの力作(いや、現地見てないんだけど)を抑えてこの250TRがアワードを獲ったというのは意外に思うのと同時に、ジャッジの見る目は確かなんだなという安心も感じました。
確かにこの250TRチョッパーはカッコいい。
雑誌でも見ましたが、他に掲載されていた250TRチョッパーに比べても格段にカッコいいです。
しかし、見ての通り飛び抜けて奇抜なことはやってないんですよね。
どうしてもショー向けだとクルマもバイクもラディカルになりがちなんだけど、これはそういうのがない。
つまり、全体のバランスが非常にいいんですね。
で、FLAKESさんのブログでこの250TRの解説が載ってますが、
⇒かっこよくてすみません 250TRチョッパー|バイクカスタムショップ FLAKES(フレークス)のブログ
これを見るとこの250TRが一点豪華主義ではなく細かいこだわりの積み重ねで作られていることがよくわかります。
そして、こういうカスタムの作り方ってできてるようで案外難しかったりするんですよね。
何を使うかとか、どこをやるかなどのパートで考えるのではなく、完成形に辿り着くために何が必要か、そういうアプローチ。そしてまとめ上げるセンス。
フレーム加工やスイングアーム延長などもそれ自体が目的ではなく必然から生まれるからこそ誇示せず自然。
だからバイクではつい見栄を張りがちなブレーキがノーマルにもかかわらずこれだけカッコいい。
高価なパーツやレアなパーツ、ラディカルなメタルワークで作っても決してCoolになるとは限らない、ということですよね。
この作品は色んな意味で見習うところが多いように思います。
・・・・・こういうの見ると、ウチの250TRもチョッパーにしてみたくなってくるなぁ。
知人にここのブログ教えてもらいました。
私の言いたいことを代弁していただいているようで、なんともいい心地で読ませていただいました。
正直なところこのバイクがアワードを取った事に私も疑問が有りましたが、関係者の受賞した根拠が飾りや腕勝負での競いではなく、いかにバランスデザインを優先しているかということででしたので納得いたしました。
まだまだ国産車のカスタムはハーレーのトータル的なバランスのよさにかなわない点がありますが、このバイクによって一歩近づけたのかなと思うところです。
ここから始めて腕勝負ですので国産車はほんとに難しいですね。
VWの話題も見させてもらいました。自分も元々はVWを仕事にしていましたので懐かしく思えます。
いまだに不動車2台とスーパーフローヘッドや48IDAが倉庫に眠ってますよ。笑
たまに拝見しに来ますので、こちらのブログもよろしくお願いいたします。
では。
わお、制作者さん自らコメント頂けるとは光栄です。
あのTRはお世辞とかではなくホント素直に「カッコいいなぁ」と思いましたし、ヘタなハーレーチョッパーよりも断然Coolだと思います。
今後の作品も楽しみにしています。
48IDA、いいなぁ(笑)