スーパーカブオーナーなら気になる方も多いはず。注目のスーパーカブ C125が9月14日から販売開始になります。
パッと見た印象は紛れもなくスーパーカブ。しかしベーシックなカブに比べて高級感がハンパない。
エンジンはモンキー125と同じグロム系の125cc。ヘッドライト以外にもウインカーやテールランプもLED。デジタル併用のメーター。切削加工が施されたキャストホイールにフロントディスクブレーキ。スマートキーシステムなどなど、これがカブなのかと思うくらいの豪華装備の数々。
初代C100をモチーフにしながら、初代とは別次元の新時代カブです。
正直、カブにここまで必要なのかという気も・・・(笑)
個人的に気になるのはこのC125とベーシックなカブの存在意義。
ベーシックなカブは50ccと110ccがラインナップされていて、これが50ccのみというなら125ccの意味はあるし、C125が150ccとかだったら免許や税金面などで大きな差になるので110ccとの住み分けができるけど、110ccと125ccではカブ同士でユーザーの奪い合いをすることになるんじゃないでしょうか。
まぁ、先ほど書いたようにC125はベーシックなカブと比べ物にならない高級カブですので、一口にカブと言って同列に比較するのもお門違いなのかもしれませんが。
プライスはスーパーカブ110が275,400円、スーパーカブC125が399,600円(共に税込)とその差は10万以上。あれだけの豪華装備なら納得の価格差ではあるけれど、カブユーザーへの希求力として価格差を超えるだけのニーズが得られるのか。ちょっと心配になってしまいます。
でも、もしかしたらホンダとしてはC125が商業的に成功しなくても別にいいのかもしれません。カブ60周年、生産1億台、ホンダの原点とも言えるカブにとって記念すべきタイミングで開発した新時代のC125は「作った」という事実だけでも充分なのかも。
ちなみに、国内では冒頭に載せた写真、初代オマージュの「パールニルタバブルー」の1色のみのラインナップですが、生産されるタイではこれにもう3色加えて計4色のラインナップがあります。
せっかくなら国内でも4色ラインナップすればいいのにね。