Dual Clutch Transmission

最近はDCT(Dual Clutch Transmission)を搭載するクルマが増えてきました。

デュアル・クラッチ・トランスミッションというのはその名の通りクラッチが2系統あって奇数段と偶数段でクラッチを切り替えるミッション・・・・って、言葉でうまく説明するのはムズいっすね。DCT知らない方はググれカス(笑)

まぁ簡単に言えばマニュアルミッションのようにギアはあるんだけど変速操作はオートマ、みたいな?トルコンやCVTのオートマに比べて伝達ロスが少なく、ダイレクトなフィールが得られ、燃費もいい。それでいて変速操作は機械がやってくれるのでマニュアルのようなめんどくささはないと、イイトコ取りみたいなミッションで、パドルシフトのセミオートマなんかを想像するとイメージしやすいでしょうか(それとも違うんだけど)。構造的なこととか重量・コスト増など課題も多い過渡期の技術ですが、これから成熟が進めばもっと良くなっていくでしょう。

そして今は二輪でもDCT搭載車がホンダから出ていて、メジャーなのはNCシリーズ、あとは前にこのブログで書いたこともあるNM4もDCTを搭載してます。

NC750X

 

で、どーしてDCTの話なんて書いてるかと言えば次のバイク候補のことですよ。

DCTはクラッチ操作を機械がやってくれるのでクルマにはクラッチペダル、バイクならクラッチレバーがありません。一時はスクーターにでも・・・・と思ってたくらい、私の左手はクラッチレバーを長時間操作するのが難しい軟弱な状態なので、クラッチ操作のいらないDCTというのは非常に魅力的。VベルトのスクーターよりダイレクトなレスポンスのDCTが選択できるなら有力候補となります。

・・・・そこまでしてバイクに乗りたいのかって話なんですけど、そこまでしてでもバイクには乗り続けたいのですよ。

バイク用ミッションとしてはまだ出始めのDCTということで信頼性にやや不安はあるものの、実際に乗った方のレビューを見てると現行モデルは既に成熟が進んでるようです。何よりクラッチがないのはこの上なく新鮮で快適みたい。

ただ、DCTの出来よりも不安なのが乗り味。要は乗って面白いかどうか、ですよね。

乗ったことがないので推測ですが、NC750シリーズの中低速に振ったツインエンジンはいくらツインでも現代のバイクなんでマルチ並みにスムーズでドッカンドッカン来るエンジンの鼓動とは程遠いような気がします。DCTのラクさも手伝って長距離ツーリングなら最高の相棒かもしれないけど、私が求めているのは快適さよりも乗り味なのでエンジンが面白くなければ魅力薄。前にW650を試乗した時にそのあまりのスムーズさにバーチカルツインのドコドコ感への期待が高かった反動もあってすごく失望したのは今でも忘れられません。さらにイジりようがないイマドキなスタイリングのNCシリーズはカスタムする楽しみもほぼゼロ。

結局、何を優先してドコで妥協するかってことなんですかねぇ。

でも、想像と違って案外ハマっちゃう可能性も否定できないので、いずれチャンスがあればDCTは経験してみたいですね。

 

・・・・・・ハーレーにDCT搭載ってのは可能性ゼロ?

 

ホンダNC700 / 750ファイル / Books2 〔単行本〕