ドゥカティ・スクランブラーに400cc版の「Sixty2」が追加だそうです。
「Sixty2」の名前は初代スクランブラーが登場した1962年のストリートアート、ストリートフード、ポップカルチャーなどを意識しているらしく、カラーやグラフィックも通常のスクランブラーとはまた違うヘリテイジムード。エンジン以外にもFフォークが正立になっていたりと細かい変更が施されているようですけど、これはコストダウンのためってことでしょうね。写真のオーシャン・グレイは個人的に結構好きです。
エンジンは通常のスクランブラーがボア88mm×ストローク66mmで803ccなのに対し、Sixty2ではボア72mm×ストローク49mmの399cc。803ccに比べてかなりショートストロークですね。排気量ダウンによってパワーは72HP/8250rpmから41HP/8750rpmへとかなり落ちてますが、それより気になるのがトルクで、6.8kgm/5750rpmから3.5kgm/8000rpmとトルクダウンもさることながらトルクピークが2000rpmも上ってるというのは803ccより回さないと走らないエンジンかもしれません。
前に乗った803ccでも極低速域ではかなりトルク不足を感じたので（個人的見解です）、Sixty2ではそれがさらに顕著ってことでしょうかねぇ・・・・。ツインのトルク感を期待すると拍子抜けするかもしれません（Lツインのパルス感はあると思う）。
どうせ中型版を作るなら初代に立ち返る意味でも単気筒エンジン作ればいいのに。
ほぼ日本専用と言っていいモデルにそこまで開発コストかけられないか。
それでもスクランブラーが欲しいけど免許が・・・・という中免ライダーにとっては朗報ですかね。
ついでに消滅しちゃってるモンスターの400cc版も出たりして。
試験場での限定解除で散々落とされた世代のおじさんとしては、教習所行って金で免許が買える時代なら免許取っちゃえよ、とも思いますが。
