えーと、東京モーターショーはいつの間にか名称が「ジャパンモビリティショー」に変わったんですね。東京モーターショーのままでもいいような気がしますが・・・ま、いいですけどね。
で、そこで二輪・四輪様々なモデルが発表されていて、SNSで一部流れてきているのを見てましたが、気になったのがカワサキのW230とメグロS1です。
以前からメグロブランドで250ccクラスが出るというようなウワサはあって、雑誌等での予想ではエストレヤを規制対応させて復活させる、みたいなのもあったんですが、エストレヤ・250TRがキャブからインジェクションに変わった頃でも既に規制対応は厳しい状況だったし、結局エストレヤは2017年で生産終了となり、2017年当時で越えられなかった技術的な壁が2023年で越えられるかというのも懐疑的だったのでエストレヤ系の単気筒の復活は無いだろうとは思ってました(あのエンジンが好きな自分としては復活してほしいけどね!)
他方、カワサキの250ccクラスで使える単気筒エンジンとしてKLX230があるので、コレをベースに新型車を開発、というウワサもありました。そして実際に今回のW230とS1はKLX230のエンジンを規制対応させた上で搭載して発表となりました。
比べるとよくわかりますが、同じ空冷230ccエンジンと言ってもまるで別物ってくらい印象が違います。KLX230は特にクラシカルな点は皆無の普通のエンジンで、雑誌予想の際にKLXのエンジンそのままでは雰囲気出ないよなぁと思ってたんですけど、腰下の造形はむしろエストレヤの単気筒エンジンに雰囲気が近い。KLXも規制対応エンジンで再登場するみたいですが、こちらは以前と外観は変わらないらしいので、完全にW230・S1用にリメイクした、ということになりますね。
メグロS1はタンクにクロームの部分があったりクラシカルなエンブレムが備わっていたりはしますがカラー以外ほぼW230と同じ。以前のエストレヤのイメージを引き継ぐとしたらメグロの方でしょうかねぇ。
W800とK3もそうですけど、もっとメグロとカワサキを大きく差別化してもいいように思います。
そこで思うのは、エストレヤの後継をS1とするならば、250TRの後継としてW230ではなく230TRとして出してみてはどうかなぁ、と。
エストレヤと250TRではフレーム後半部分を変えたりして、かなり大がかりな変更がありましたが、W230ベースならフレームはそのままでホイールサイズやタンク・シートの意匠変更くらいのライトなアレンジでスクランブラーテイストに仕上げることはできるはず。フレームの中を通せるだけのスペースがあるならKLXよろしくアップマフラーにだってできるんじゃないでしょうか。
かつての排ガス規制で250ccクラスの空冷単気筒エンジンはほぼ絶滅し、カスタムベースになるカジュアルなバイクもなくなっちゃって、むしろ値段高騰でコレクターバイクのようになってしまいました。現状だとレブル250やその派生モデルであるCL250辺りがそれを担うポジションに近いのかもしれませんが、その他のモデルも含め水冷ばっかりなので、W230・S1の国内投入はバイクのカスタムシーンに新たな一石を投じることになるんじゃないかと期待しています。
じゃあもし230TRがリリースされたら欲しいのかと言われると・・・・うーん、それはエンジン次第かなぁ。
KLX230も乗ったことないのでどんなエンジンフィールなのかまったくわからないし、エストレヤ・250TRオーナーでないとわからないあのエンジンフィールの魅力は他には代えがたいものがあるので、乗って気持ちいいエンジンでなかったらムリにはいいかなぁと思ってしまうかも。
むしろここまで来たら400版の空冷単気筒も作って、いつまで経っても復活しないSR400の後釜をGB350から奪うというアプローチにも期待したい。
それはないか(笑)