Meter Panel 制作

OVALを手に入れてからずっと考えていたのがラジオ部分の無残な穴のこと。
前に乗っていた’56のブロックオフプレートが残っていたので、穴を埋めてそれを付けることも考えたが、普通に埋めたのでは芸がないということで、加工して追加メーターを埋め込むことにした。油温・油圧メーターの位置を暫定としたのはコレがやりたかったというワケ。まぁ、純正のままだったらこんなことしなかったと思うけど・・・・。

で、本来なら板金してキレイに仕上げたいところだが、部分板金はコストがかかるし、いずれ全塗装したいと思っているので(いつになることやら・・・)、今回はパネルを作ってそれで塞ぐことに。全塗装の時に板金できるように、パネルは鉄板で制作する。

最初は知り合いの板金屋さんに頼む予定だったのだが、そこはお堅いところで自分の様なクルマ(汗)は持ち込めないので、出来るところは自分でやってみることに。

まずはカットした鉄板をインパネ開口部分に合わせて上下を曲げていく。上はまっすぐだが下が微妙なRになっており、しかも直角じゃないので慎重に合わせていく。当盤とハンマーでRを確認しながら微調整を繰り返す。

メーターはラジオ部分の高さが僅かに足りないので、やや下に逃がす。

逃げのR部分を板金して付け足す。

微妙に飛び出たR部分がデザイン上のワンポイントにもなり、今回一番こだわった部分でもある。

溶接機を持っていないので、板金屋さんに何度も通って調整を繰り返しながら仕上げていく。

干渉部分をカットしメーター穴を開けると、形が見えてきた。

大体の形が出来たらインパネに仮付け。スターターボタンが干渉するのでそこは一部カット(穴がでかいので、ボタンから逃がすと留められない)。

今回は板金しないので、取付けはタッピングビスで留める。

他に干渉部分が無いことを確認したら、下側をボディと自然に繋がるように微調整し、ペーパーで細部を仕上げてペイントへと移る。

メーターを下にオフセットさせたことでメーター下側がインパネに干渉するので、まずはその部分をおおまかにカットする。

エアソー等があれば作業は早いのだが、そんなものは持ってないので大胆にグラインダーで削っていく(鉄粉飛びまくり・・・)。そしてパネルとメーターを仮組みしながら当らなくなるまでヤスリで仕上げていく。カットが終われば今回の作業は終わったも同じ。

あとはパネルを取り付け、前の場所から配線を引き直せば作業は完了~♪

で、ついにメーターパネルが完成。

色はほぼ近い色になったが、パネルだけがやけにキレイ過ぎる?しかし、遠くから見ればまるで純正のような出来栄え(それは言いすぎ・・・)で結構満足。

しかし、やはりパネルの段差や取付ビスが気になるので、いつかはボディと一体化したいと思う。

肝心の視認性と言えば・・・・・これが実は最悪で、自分のポジションではステアリングのスポークが邪魔してほとんど見えない(爆)。

もちろんコレは計画の段階でわかっていたことで、インパネのデザインを最優先させた結果なので問題ではない。ちょっと視線をずらせばなんとか見えるしね・・・。

コレを見て、メーターとスタータースイッチの間隔がやけに広いんじゃない?と思ってる人も多いと思うが、その理由は・・・・もうおわかりですね~。

ただしまだ計画を練ってる途中なので、いつになるかは未定です(多分、かなり先になりそう)。