Monkey 125

ウワサのモンキー125が7月から国内販売されると正式に発表されました。

昨年生産終了した旧モンキーに比べ車体も排気量もスケールアップ。

生産はタイで、お値段はABSの有無により399600~432000円。

 

・・・・どうですか、これ。

大きくなってもシルエットはモンキーらしさをキープしてて、コレはコレでアリかなぁとは思うのですが、旧来からのモンキーフリークにとっては「こんなのモンキーじゃない」って思うところもあるのでは。

なんか、空冷Type-1とニュービートルくらい違う気がする。

モンキーはあのサイズだからこそのモンキーだよなぁって。

 

まぁ、旧モンキーは普通に乗るには小さすぎるし、新モンキーはフルサイズよりは全然小さいけど乗る分には自然体で乗れそうだし、125ccというパワーを考えれば旧サイズでは加速の度にフロント浮きまくって危険だろうしね。

でも、カブが50ccも含めて現代の規制に合わせてモデルチェンジしたことを考えれば、旧サイズのまま50ccで規制対応版を出すこともできたんじゃないかと。

日本独自の50ccというガラパゴスカテゴリーでは採算合わないって大人の事情もあるんだけどね。

しかし、二輪免許を取らないと乗れない125ccであることと、車体価格が40万ということを考えると、主な購買層は既に大きなバイクを持ってて経済的にある程度余裕のある中高年がセカンドバイクとして買う・・・なんて感じじゃないでしょうか。若い人がわざわざモンキー乗るためだけに小型二輪免許取るのも少数派のような気がするし、125ccで40万って結構高いように思うし、どうせ免許取るなら中型(今は普通なのか)二輪免許取って、どうせ乗るなら250cc~400ccに乗るって方が多いんじゃない?250ccの中古なら40万以下で充分買えるし。2台持ちするほどバイクにどハまりしてる若者も少なそうだしねぇ・・・。

いっそ免許制度を変えて自動車免許&原付免許で乗れる上限を50ccから125ccに上げればよくない?

そうすると50ccという排気量はほぼ不要になっちゃうとは思いますが、125ccならグローバルモデルとして開発できるし、大量生産によるスケールメリットも出てくる。二輪免許取らなくても乗れるならこれまで乗らなかった層の中から乗り始める人が出てくるだろうし、バイク人口が増えれば上のクラスにも波及するだろうし、メーカーにとってもユーザーにとってもメリットあると思うんですけどねー。

 

モンキー125そのものより、バイクを取り巻く環境の方が気になる今日この頃でした。