nineteen sixtyfive

ウチのType-3は1965年式。

探してた時は特に65年にこだわりがあったわけではなく、バリアントでさえあればいいくらいのノリで、むしろ状態がいいならロングノーズの高年式が欲しいなと思ってたくらいなんですが、一般的に人気のないロングノーズType-3は国内での現存台数がかなり少なく、バリアントに限定して状態のいい個体なんて言ってたらほぼ見つからないので、特に年式絞らず探した結果が今のType-3です。

1961年にデビューして、Type-1同様に年々改良されていったType-3では、メーターの針が赤い通称「赤針」、ライトやワイパーのスイッチがプッシュタイプのいわゆる「ピアノスイッチ」などのディティールが残る64年式までがヴィンテージ的なポジションになるでしょうか。65年からは針が白くなってスイッチも丸ノブの普通のものになり、66年からはホイールが4穴でドアパネルがアームレストの無いタイプになって以降に引き継がれていきますから、Type-3の65年というのは64年までのディティールと66年以降のディティールを併せ持つ過渡期的な年式とも言えるかもしれません。

Type-1においても65年から窓が拡大されたり66年からはF足回りがボールジョイントになったりと、60年代中頃以降というのはかなり激変の世代。Type-1では67や68での変化も大きいですね。

Type-1の上級車種として位置付けられたType-3は装備や構造がType-1に先行して採用されたりするケースもあって、年式毎の1と3の変化を見比べてみるとなかなかおもしろいです。

とはいえ、Type-3に関しては知識がまだまだなので、これからまた新しい発見があるかと思うとそれも楽しみ。

フラバグでもいっぱいType-3見れるといいなー。