カブをバーハンドル化すると当然メーターやらウインカーやらノーマルのハンドル廻りに付いてるパーツは変更する必要があり、それらのパーツチョイスに頭を悩ませてるのは前回書いた通り。
その中でスピードメーターをどうしようかというのも悩ましいポイントです。
一般的には昔からあるミニメーターに変更するのが鉄板。あるいは純正メーターを移設、というパターンも多いですよね。私もその方向で考えてはいるんですが、そのまんまじゃおもしろくないので何か変わったアイディアはないかな~と思案中です。
まず思い付いたのはGPSメーター。機械式メーターはメーターケーブルを繋がなきゃいけないという制約から取付できる個所も制約を受けますが、GPSの位置情報で表示するGPSメーターならその制約を受けません。もちろん視認できる位置でなければいけませんのでホントにどこでもいいというわけにはいきませんが、メーターケーブルの取り回しを考えなくていいだけでもかなり自由度は上がるし、ケーブル自体もOFFできます。
実はGPSメーターはOVALに乗ってた時にも検討したことがあって、フロントタイヤを125なんてのにしてるとメーター誤差がハンパないので、GPSメーターならタイヤサイズに関係なく正確なスピードを表示できると結構真剣に調べた時期がありました。AutoMeterには写真のようなGPSメーターが以前からラインナップされていて、たぶん5インチなら純正メーターとそっくり入れ替えられるハズ。結局導入に至らなかったのは値段のせいだったかなぁ。あと、GPSメーターは車検も通らないかも。
で、さすがにカブに5インチはデカくて、その下の3-3/8インチでもまだデカい。しかもGPSモジュールまで揃えるとやっぱり相当に高いのでAutoMeterは却下。
じゃあバイク用の小さめなGPSメーターはないかと探してみると、いくつか見つかったものの全部中華製で見るからに100m走っただけで壊れそうな雰囲気満点。
コレなんかは直径60mmとまぁまぁコンパクトサイズでGPSアンテナも内蔵なので見た目の好みはともかくとして、ちゃんと壊れず動くのであればアリかなぁと思うのですが、壊れる確率99.9%のメーターの人柱になるのはやっぱり怖い。
別に丸型に拘らなければこんなのもアリか?元々はクルマのヘッドアップディスプレイとして使うものらしいのですが、多くのHUDがガラスに映し出す前提で反転表示になっているのが、コイツは反転もできるけど普通にも表示できるという案外少ないタイプ。電源がUSBなのでそこは一工夫必要になるかな?ただこれも中華なので壊れる確率かなり高そう。
あとはマリン用のGPSメーターも調べたんですが、ちゃんとしてそうなのはやっぱりお高めで却下です。
GPSで速度がわかればいいだけならメーターじゃなくナビでもいいんじゃね?とバイク用のナビを探して、自転車用ナビならもっとコンパクト?自転車用ならナビじゃなくサイクルコンピューターでもいいんじゃね?と辿り着いたのがこれ。
表示する情報が少ない分メッチャコンパクトでデザインもCool。電源は電池なので配線も不要。コレならヘタに隠さずバーハンドルにクランプして見える位置にマウントしてもカッコいいんじゃない?と思ったのですが・・・、コレに限らずサイクルコンピューターは速度をGPSではなくホイールに取り付けたセンサーで拾うそうで、バイクやクルマの場合はセンサーがエンジンからのノイズ(電磁波?)の影響を受けて正常に動かないんだそう。調べると問題なく動くと言う人や、ワイヤードタイプなら問題ないと言う人など様々な意見があるので、コレはもう少し情報を集めるまで保留ですか。
そんな感じで色々模索していると、動くかわからん中華とか高いAutoMeterとか使えるかわからんサイコンとか、そんなの使うまでもなくiPhoneのアプリでいいんじゃね?という気もしてきました。
iPhoneは常に持ち歩くわけだし、スマホホルダー付けておけば乗る時にセットするだけ。乗る度にセットしてアプリ起動するのもわずらわしいような気もしなくはないけど、iPhoneのアプリなら動作は確実だし、そもそもメーター買う必要もなく、配線も不要といいことしかない。
ただ問題はアプリのメーターというのが法規的にOKなのかどうか。
車検ではスピードメーターの誤差が規定された範囲内に収まっているかの検査があり、その場合はシャシダイみたいなローラー式の速度計試験機でタイヤを回して測ると思うのですが、アプリに限らずGPSの位置情報で速度を割り出すメーターは試験機上では車体が移動しないために速度が割り出せず、結果としてNGになるかと。
でも、カブは車検ないしねぇ・・・。
あまりイリーガルなこともしたくないので、結局普通にミニメーターになるかも(笑)
妄想してるのは楽しいですけどねっ。