SUBARU Conversion

こちらは以前ストヴイでも紹介されていたスバルの水平対向エンジンへスワップしたカルマンギア。

ドナーはフォレスターに積まれていたノンターボのSOHCだそうで、日本じゃこのカルマン以外に事例がほとんどありませんが、海の向こうではWRXのインタークーラーツインターボを積んじゃう強者までいるくらいポピュラーらしく、YouTubeで検索するとスバルエンジン搭載のVWがゴロゴロ出てきます。

「空冷VW=FLAT4エンジン」つーくらいエンジンありきな空冷VW界では空冷エンジン積んだキットカーには寛大でもエンジンスワップしたVWには冷たい、みたいな風潮がありますけど、私はエンジンスワップ自体は全然ウェルカムでむしろ興味大。PRAのレギュレーション上、ストリートカーのブラケットでも空冷FLAT4エンジンであることが必須故に出る以上はエンジンスワップはできませんけど、PRAで走らないということであればその可能性を排除する必要はまったくありません。

そ・こ・で、最近注目してるのがトヨタ86/スバルBRZのエンジンです。

FFまたは4WDを前提としていたスバルBOXERはフロントアクスルを持つために必然的にエンジン搭載位置が高くなり水平対向エンジンの重心の低さを活かしきれていなかったジレンマを86/BRZではFRとすることでエンジン搭載位置を極限まで下げてそのジレンマを解消、かつてないほどの低重心化を実現したというのがウリの一つ。そのためにエキマニやオイルパンも従来より高さを抑える改良も加えられています。上の写真を見ればクランクセンターがフロント車軸とほぼ同じくらい低い位置にあるのがわかりますね。更にトヨタの直噴D-4Sと組み合わせて圧縮12.5でノンターボながら200PSを実現。

つまり・・・・・これって空冷VWに積むのに最高じゃね?ってこと。

コンバージョンキットはこれまでリリースされていたものが使えるハズだし、インタークーラーやターボ等の補機類がないからエンジンルームにも余裕がありそうだし、高さの抑えられたオイルパンなら路面へのヒットも回避できそうだし、200PSもありながらノーマルだから気難しさとも無縁だし、今後リリースされるであろう86/BRZ用のチューニングパーツを組んで更なるパワーアップも可能・・・・。

86/BRZも現代車の割にそこそこ軽い(1200kgくらい)けど、もっと軽くてしかもRRのType-1ならドラッグでは本家よりも速いだろうな~。

現時点でまだ発売にもなっていないのでドナーもへったくれもありませんが、86/BRZは北米でも販売されるみたいなので、クレートモーターが手に入るなら気の早いアチラの方々が年内にもやっちゃうかもしれません。

4 Comments

  1. ラジエター関係を考えるとなかなかな改造が必要になるけど、快適で安心に走れるってのはいいですよね♪ 馬力とトルクが上がる事のであれば当然ブレーキ、足回りの強度も考え治さないと危険かもですが…。 個人的にD-4とゆう構造はあまり好きになれませんが…。

  2. そーなんですよねー。
    水冷へのスワップは冷却系をどうするかが悩みどころ。
    あ、直噴ってダメなの?

  3. その昔、三菱がGDIとゆう直噴エンジンでラインナップを固めてた時期がありましたが、いまや消された過去の如く…(笑) エンジン不調になる車がかなりあったようです。サージタンク内にカーボンがビッシリとこびりついたり。 その辺はトヨタも同様らしく洗浄等して、復活してもまた同じような状態になる事が多いようです。

  4. ははぁ、そうなんすかぁ。
    しかしGELGOOGさんは何でもよく知ってますなぁ。
    ホントは何歳なん??(笑)

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