現在制作中のカブにも木箱を装着しようと思いまして、1号&クロスカブに使ってた木箱はかなり傷んできてたので新しいのを使おうを思ったのですが、ホームセンターや家具屋、ネットなんかを探してみてもコレという箱が見つからず、こうなったら自作しようと思い立ち、それならばカブのサイズに合わせた箱にしようと、カブ本体の作業と並行してまずは図面書きから。
ポイントはカブ純正リアキャリアをちょうど覆い被せて隠してしまうサイズにしたこと。そのため車体前方のストッパー部分を逃げて残り三方はキャリアの厚さ分を上げ底にしてキャリア本体が横から見えないようにします。なので横幅はキャリアの幅約300mmにちょうどハマる幅、前後の長さはバランスと部材の長さを考慮してリアを少し伸ばした長さに決めました。
カットしてもらったヒノキ板はそのままだとエッジがシャープ過ぎるので全て面取りしておきます。
いきなり釘を打っていくのは怖かったので最初は木工ボンドで全体を接着してから釘を打つことにしました。100均で売ってる「木工ガイド」なるツールがとても便利で、コレを使って枠を組んでいきます。木工ガイドは2個入りを2つ、計4個買って使いましたが、枠を組むなら8個あるとベターですね。
サクサクと枠を3段組んでいきます。
同じく100均で購入した15mm厚の角材を下敷きにして上げ底を組んでいきます。
枠も隙間が15mmになるように角材をスペーサーにして組んでいきます。
全て接着できたら釘を打って固定。コレで形が完成しました。
続いてキャリアへの固定。本来なら穴を開けずに固定できる方法を選ぶところですが、ウチのカブは購入時点でボックスがボルト留めされて既に穴が開いてしまっていたので(内側の4つ)、構わずボルトで固定することにしました(外側の4つ)。
板が二重になるところとキャリアが重なる位置に穴開けして、家具の組み立てなんかに使う低頭のボルトで固定します。
前の木箱と同様に厚紙にステンシルフォントをプリントアウトして手でカットしたお手製ステンシルを作成。前回は三方でしたが今回は両サイドのみにしました。
黒のスプレーでシュ~~~っ。
あとはニスを塗って完成。ニスはもっとシックな色にしたかったんですけど色見本とだいぶ違って明るい色になっちゃいました。
そしてカブにセット。まぁまぁいい感じにできたでしょうか。
下から覗くとこんな感じ。上げ底は15mmピッタリじゃなく20~25mmくらいでもよかったかもしれません。
作ってみての反省点は、まず、板厚が厚すぎたかなということ。枠をL字に組む際に板が薄いと釘を打つ時にシビアかな~と心配だったので12mmにしたのですが、実際作ってみると12mmではゴツくて重いんですよね。釘まで打ってしまえばゾウが踏んでも壊れないくらいの強度が確保できるので、このサイズであれば9mm厚でも充分だったかもしれません。
あとは底板も1枚モノで作った方がもっとシンプルにできるだろうし、リトルカブのキャリアならもっとナローな箱にできたよなぁとか、ニスの選択はもう少し慎重にすべきだったな~など、変更・改善・アレンジできるところはいくつもありますが、まぁ概ね狙い通りになったかとは思います。
日曜大工レベルでわざわざ記事を書くのもおこがましいところですが、自分の備忘録として、そしてどこかの変わり者さんが何かの参考にでもしてくれたら幸いです。
参考にされる方はご自身の好みに合わせてアレンジしてくださいませ。
で、なぜバーハン化が終わってないのに先に木箱を作ったかというのは、ちょこっと木箱が絡む作業があったからなんですね。
その続きはバーハン化が完了した後に全公開します。