現行のスポーツスターシリーズにはいろいろなモデルが展開されてますが、カスタムモデルと違ういわゆるベーシックなモデルとなるとXL883Rになるんでしょうか。前は883の後に何も付かないホントのベーシックなモデルもあったと思うんですけど、2014年モデルにはないみたいで、883Lも数年前のモデルよりカスタム色が強くなってるようなので、現行ならコレが一番ベーシックかもしれません。
ちなみに883Rで最もイメージの強い画像のオレンジも2014年モデルにはなく、白と黒のみ。買ったら速効でタンクやフェンダー換えられちゃう系のスポーツスターでもこの純正オレンジ外装は中古市場でも結構なニーズがあるとも聞きました。
確かにツルシで乗るなら883Rのこのスタイルはカッコいいですよね。12.5ℓタンクもこのままでもいいくらい。ワークスカラーのオレンジは私的にはやや微妙なんだけど、全体的なシルエットは往年のスポーツスターのイメージを一番色濃く残してて、ローダウンされたアイアンやスーパーローより「らしさ」ではこのハイトの方が上じゃないでしょうか。
で、実際に乗ってきました(またw)
この前乗ったXL883Nと乗り味あまり変わらないと思ってたら、乗りやすさで言えば883Rはすごく普通に乗れました。ハンドルバーの違いなのかなぁ。それともシート、あるいは車高なんでしょうか。883Nに比べて軽快な印象でした。
ただ・・・・すごく平和だよね。
883Nに続いて2度目だってこともあるんでしょうか。883ccは圧倒的ではなくとも必要十分な力があって、インジェクションは始動直後からずーっと快調、ラバーマウントフレームは高速域でも不快な振動はありません。すごく乗りやすい。普通に乗れる。当り前なんだけど。
実は883Rと合わせて1200X(フォーティーエイト)にも乗らせてもらったんですが、883に比べて確かにパワフルではあるけれど、かつて乗ってたXLH1200のドッカーンとくる感覚はあまり感じませんでした。これは絶対的な排気量がどうのより、ラバーマウントによるマイルドさがエンジンの鼓動を感じるダイレクト感を削いじゃってるのかなぁという気がしました。私がスポーツスターに期待するのはパフォーマンスではなくテイストなので、試乗程度の距離なら楽しくても、長く乗ると物足りなくなるかもしれませんね。
ラバーはスポーツスターじゃねぇ!という人の気持ちが少しわかったような気がします。
いや、かつての思い出が私の中で膨らみすぎてるだけなのかもしれないけどさ・・・・。
となると・・・・やっぱリジットマウント?
既に中古市場の中心はラバーマウントなわけで、いずれ「やっぱりラバー」となっても換えられるのであれば、減りゆくリジットマウントの状態のいい個体が見つけられる可能性が残ってる今しかリジットに乗るチャンスはないのかも。ショベルスターのようにプレミア付いたら買うに買えなくなっちゃうもんね。
で、帰りはまた「250TRたのしー!!」とふりだしに戻るのでありました(笑)